当院では耳鼻咽喉科、形成外科の日帰り手術を行っております。特に高度な技術を要する『日帰り全身麻酔』での手術を専門とするクリニックです。
Best Doctors in
Japanに選出された実績のある院長をはじめ、卓越した専門医が集まり、安心・安全に手術を受けることができる体制が整っています。
安心して手術を受けていただけるよう、麻酔は常勤の専門医・指導医が担当いたします。当院の麻酔科医は豊富な経験と専門知識を持ち、手術中の患者様の安全と快適さを最優先に考えています。患者様が安心して手術を受けられるようにサポートいたします。また術後回復室では特定行為を実践できる特別な訓練を受けた看護師を配置し、大学病院レベルの術後管理を実現しました。
内視鏡手術や全身麻酔技術の進歩で、日帰り手術で対応できる症例が増えました。
院長は1回目の大阪修業時代(27歳~)には当時、中耳手術で世界でもフロントランナーであった岩永迪孝医師に師事し、年間400件以上の中耳手術を行ってきました。2回目の大阪修業時代(32歳~)からは頭頸部がん治療に携わり、特に咽喉頭がんの鏡視下手術、ロボット支援手術では日本を代表する手術実績を残してまいりました。鼻の内視鏡手術については、研修医時代より2024年9月まで唐木
將行医師(現唐木クリニック)に師事し、多くの患者様の治療にあたって参りました。
これまで香川県内のみならず徳島、愛媛の多くの先生方から、多くの患者様を紹介いただきを手術治療をしてきました。紹介して頂いた先生方や、患者様とご家族からは非常に感謝され、この治療実績を学会や講演活動などで発表し、少しでも病気で悩む方が減るように現在でも努めています。
院長の実績についてはこちら
お薬の治療の効果がない方、副作用のため薬が使えない方はよい適応です。
構造的に問題がある人が適応になります。Aの手術と併施することが多いです。
※睡眠時無呼吸で鼻マスクの治療(nCPAP治療)を行っている方は治療効果が上がることが期待できます。
病変や副鼻腔の隔壁を一部除去し、副鼻腔を風通しの良い空間にします。
これにより副鼻腔の本来の機能を改善させ、炎症が起きにくく治りやすい構造にします。
好酸球性副鼻腔炎や重度の副鼻腔炎には手術が有効ですが、炎症が強い場合には高次医療機関を紹介します。
「経外耳道的内視鏡下耳科手術(TEES)」と言い、耳の穴から細い内視鏡と手術器具を入れ、モニターに映し出された画像を見て手術を行います。
当院での内視鏡手術が対象となる病気は、下記の病気などです。
診療案内にある手術はもちろん、多くの「身体の困った」ことに対応する手術を日帰り手術で対応します。月曜日午後の形成外科外来でご相談ください。
ドレーン(血抜きの管)が入らないで済む手術は当院で実施可能です。甲状腺手術をはじめとする「頭頸部外科手術」は連携施設で実施可能です。
事前に診察を行った上で手術が必要かどうか、日帰り手術を行うことが可能かどうかを判断させていただきます。
まずは当院までご来院(要予約)にてご相談ください。
事前の診察で手術の種類や治療の方針が決まります。
その後は医師・看護師の指示のもと手術へ向けて、患者様自身も準備をお願いします。
手術までの期間、術後の出血を抑えるために次の点に注意してください。
夜9時以降~手術までの飲食は控えていただきます。詳しい指示は術前の説明時に行います。
指定の時間に受付にお越しください。
受付後、全身麻酔の準備に入ります。
術後はリカバリールームでお過ごしいただきます。直後はまだ意識がぼーっとしていますので、数時間安静にしていただきます。一定の基準を満たしたのち、術後の注意事項等をお伝えして帰宅となります。
荷物の取りまとめが終わりましたら待合室でお待ちください。
お会計と処方箋をお渡しします。
手術翌日が次の受診日になりますので、来院時間をスタッフを打ち合わせてください。
術当日の夜が一番辛い時間帯です。頑張って乗り越えましょう。帰宅後に注意していただくポイントをお示しします。
手術翌日が再診日になります。その後は行った処置により、通院する間隔も日数も異なります。医師から説明があります。
当院で行っている治療、手術はすべて保険適応(保険がきく)の治療になり保険外の診療は行っておりません。負担割合は国が決めています。
手術にかかる費用は術式によって保険点数が定められており、診察費や薬剤費、麻酔費などを加えた総額の1~3割は会計での支払額としてご負担いただきます。
多くの鼻科手術は高額療養費の対象となりますので、詳しくは高額療養費制度についてご確認ください。
医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1ヶ月(歴月:1日から末日まで)で上限額を超えた場合、その超えた額を支給する制度です。
上限額や諸条件等が定められておりますので、詳しくは厚生労働省をご確認ください。
マイナ保険証または限度額適用認定証があると、窓口での支払いは自己負担限度額にすることができます。
詳しくはこちら(厚生労働省ホームページ)
お住いの自治体によって助成制度が定められている場合がございます。詳しくは各自治体にお問い合わせください。
例:善通寺市の場合
https://www.city.zentsuji.kagawa.jp/site/kosodatehotcom/iryousien.html
日帰りで全身麻酔手術を安全に行うため、厳しい制限を設けています。以下の項目に該当する方のみ手術適応となります。
※小児(10歳が目安)手術は原則当院では行いません
※成人と比較して小児手術の効果は限定的になりますので、他の治療との組み合わせが必要です。
※全てを満たす必要がありますが、現時点で満たさない場合でも改善すれば日帰り手術は可能です。
全てを満たすことが難しい方でも、大きく基準から外れない場合は提携病院に術後入院することで手術が可能な場合がありますのでご相談ください。
仕事、家事、運動
最低限の家事や事務的な仕事は、無理のない程度なら可能ですが、体力維持の運動は不可です。
術後安静のため体が鈍っていますので、少しずつ再開しましょう。
飛行機での移動
ひどい頭痛を生じることがあります。
最低でも2週間は空けたほうが無難です。可能なら4週間開けてください。
当院の日帰り手術ユニットは、国立大学病院(京都大学医学部附属病院)として初めて日帰り手術専用施設を立ち上げた、白神豪太郎名誉教授に多くのアドバイスを頂いた施設です。
従来は入院が必要とされた手術が、手術および麻酔技術の飛躍的進歩に伴い、欧米においては、この30年ほどで、どんどん外来ベースで行われるようになりました(日帰り手術)。さらに、最近では、診療所ベースで行われるようになってきています(オフィス手術)。日帰り/オフィス手術は、患者様の利便性が高いのですが、残念ながら、日本においては、いまだ一般的ではありません。その最大の理由は、患者様の安全性確保の問題です。この度、「ぜんつうじの森のクリニック」において、頭頸部外科(耳鼻咽喉科)手術に熟達し
た外科医、麻酔・周術期管理に熟達した麻酔科専門医・指導医と看護・事務スタッフの協働により、オフィス
手術が可能となりましたことは、画期的なことであり、この上なく喜ばしいことだと思います。安全性の確保は医師やスタッフの努力のみではできません。患者様およびご家族のご協力なしにはオフィス手術は成り立ち得ません。地域の皆様方の幸福の増進に欠かせない施設となるため、皆様方のご助力をお願いいたしたいと存じます。
白神教授の実績についてはこちら